スライダー系の副作用

どうも!opporです!

最近、山本昌さんが言っていました。

「大谷・マエケンは高校時代、スライダーを投げなかった。」

 大谷投手の持ち球は、

・最速165kmのストレート

・鋭く変化するスライダー

・落差のあるフォーク

・時折挟むカーブ

ですが、高校時代、大谷投手は意識的にスライダーを投げなかったそうです。

【理由】

投球フォームに安定性を欠いたから。

 

花巻東高時代の恩師・佐々木洋監督は、

「(大谷は)スライダーを投げると身体を横に振ってしまい、ストレートがいかなくなっていたんです。逆にカーブはいいフォームじゃないと投げられないので、そちらを優先させていました」と語っています。

 

前田健太投手

同じく、高校時代はスライダーを投げていなかったそうです。
 理由も大谷投手と同じく、フォームに欠点が生まれたからだそうです。

【欠点】

体が横に振れるという、スライダーの副作用。
 高校時代の恩師・藤原弘介監督(現佐久長聖)は、

「健太は、スライダーが掛かりにくかったということに加えて、スライダーを投げるとき、曲げようという意識が働いて、身体を横に振るようになっていて、ストレートに影響が出ていた。

それなら、まずはストレートを磨いた方がいいんじゃないかということで変化球はカーブとフォークでいこうと決めたんです」

と、語っています。

 

現役投手を32年間務めた山本昌さんは、

「高校時代の大谷選手がスライダーを投げたときに横ぶりになったという話は、よくわかります。

身体が横ぶりになるというより、腕の振りが横になるということだと思います。

スライダーは肘が下がりますし、手首が寝るようになってしまいます。1度手首が寝る癖がついてしまうと、簡単には直らないんです。

しっかりとボールを切れる人、変化させられる人はいいんですけど、変化させようとして腕の振りを緩めていくと、真っすぐの振りにも影響を及ぼすんです」

と、言っていました。

 

ストレートを磨いながら、変化球はカーブとフォーク系で。(。・ω・。)

 

 

(Number Web 文=氏原英明 より引用)

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